IP PBX / SIP / VoIP電話システムについて – FAQ
IP-PBX / VoIP電話システムは従来のPBXや電話システムに替わって、社員用の内線番号の割り当て、電話会議、社員同士の電話のやりとりを行うことを可能にします。通話は従来の電話ネットワークではなく、パケット方式を用いてデータネットワークを通して行われます。VoIPゲートウェイを使用すれば、現在使用中の電話回線をIP- PBXに接続し、通常のPSTN回線を通して電話の受発信を行うことが可能になります。現在、会社や企業の間では従来型の電話システムやPBXシステムから、VoIP電話システムやIP-PBXへの乗換えが急速に進んでいます。 IPテレフォニー機器の売り上げは毎年50%以上も上昇しており、2007年度末までには年間の売上高が150億ドルに達すると見込まれています。
IP-PBXに関するFAQでは、VoIP、SIP、IP-PBX / VoIP電話システムに必要なハードウェア・ソフトウェア、またこれらの実装方法などに関する一般的な質問にお答えします。
コーデックにはどのような種類がありますか?
- GSM – 13 Kbps (フルレート)、フレーム サイズ20ms
- iLBC – 15Kbps、フレーム サイズ20ms:13.3 Kbps、フレーム サイズ30ms
- ITU G.711 – 64 Kbps、サンプルベース ― alaw/ulaw とも呼ばれます。
- ITU G.722 – 48/56/64 Kbps
- ITU G.723.1 – 5.3/6.3 Kbps、フレーム サイズ30ms
- ITU G.726 – 16/24/32/40 Kbps
- ITU G.728 – 16 Kbps
- ITU G.729 – 8 Kbps、フレーム サイズ10ms
- Speex – 2.15~44.2 Kbps
- LPC10 – 2.5 Kbps
- DoD CELP – 4.8 Kbps
リンク:
コーデックとソースコードへのリンク
DID – Direct Inward Dialingとは何ですか?
DID – Direct Inward Dialing(欧州ではDDIとも)とは、電話会社(telco)が顧客のPBXシステムに提供する機能で、1本以上の回線に対して番号の範囲を割り当てることを言います。
DIDは、企業がそれぞれ個別の回線を引かずに各従業員に個別の番号を割り当てることを可能にします。こうして、通信量が分割されて管理しやすくなります。
DIDを利用するには、まず電話会社からISDNやデジタル回線を購入し、番号の範囲を割り当ててもらいます。次に、利用施設においてBRI、E1・T1カード、ゲートウェイなどのDID対応機器の設置が必要です。
その他のIP PBX、SIP、VOIPに関するよくあるご質問 
ENUMとはどういう意味ですか?
ENUMは、Telephone Number Mappingの略語です。これは、世界中どこにいても同じ電話番号を使え、しかも自動的に最も安価なルートを探してくれる、というすばらしい発想です。ENUMでは、電話番号とリンクしたインターネットアドレスがDNSシステムに登録されます。このように、ENUM電話番号の所持者は、かかってきた電話の転送先をDNSで指定できるわけです。これに加え、通信データの種類、たとえば発信元がFAXである場合など、ルートを個別に指定することができます。ENUMを使うには、発信元の電話機もENUMに対応している必要があります。
ENUM番号の登録方法は、ドメインの登録方法に似ています。現在、多くのレジストラやVOIPプロバイダによって無償登録サービスが提供されています。
ENUMは新しい規格で、まだあまり普及していませんが、将来には通信とモビリティの世界に大変革をもたらすことが予想されます。
リンク:
ENUMのRFC標準規格
ITUのENUMページ
VOIP環境で、FAXはどのように機能するのでしょう?
FAXはアナログネットワーク向けに作られており、VOIPネットワークとの互換性はよくありません。これは、FAXが、音声通信とは異なる方法で信号を利用するからです。
VOIP技術によりアナログ音声がデジタル化・圧縮される際、FAXではなく音声向けに最適化されます。したがって、ATAアダプタを介してファクシミリをVOIPネットワークに接続することもできますが、送信の際に問題が起こりがちです。この手段をとらざるを得ない場合、圧縮率の最も低いG 711コーデックをお使いになることをお勧めします。
FAXに対応するには、次の方法があります:
- 最も簡単な方法は、FAXを既存のアナログ回線に繋ぎ、VOIP環境を使わないことです。
- FAXサービスプロバイダを利用します。手ごろな価格(基本電話回線よりも安価)で利用できるサービスが豊富にあります。
- T38を実装します。これにはT38に対応したゲートウェイ、ファクシミリ、FAXカード、またはFAXソフトウェアが必要です。
リンク:
T38とは何ですか?
FXS / FXOとは何か?
FXSとFXOはアナログ電話回線(POTS‐Plain Old Telephone Serviceとも呼ばれる)に使用されるポートの名称です。
FXS ― Foreign eXchange Subscriberインターフェースとは、受信契約者にアナログ回線を配信するポートです。つまり、ダイアルトーン、バッテリ電流、呼出信号電圧を伝播する壁の差し込み口です。
FXO ― Foreign eXchange Officeインターフェースとは、アナログ回線を受信するポートで、電話やFAX、又はアナログ電話システムに備わっている差し込み口を指し、電話の接続状態を示します(ループ閉鎖)。FAXや電話機のような機器には、FXOポートが備わっているため、「FXOデバイス」とも呼ばれます。
FXOとFXSは、雌雄組み合わせ型のプラグのように常に対になっています。
PBXが無い場合、電話会社によって供給されたFXSポートに電話機を直接接続します。

PBXを使用しない場合の FXS / FXOの構成例
PBXを使用する場合、電話会社から供給された回線と電話をPBXに接続します。そのため、PBXには電話会社が供給するFXSに接続するためのFXOポートと、電話機やFAXに接続するためのFXSポートの両方が必要です。

PBX を使用する場合のFXS / FXO の構成例
FXS / FXO / VoIP
アナログ電話回線やアナログ電話機をVoIPシステムに接続する機器や、PBXをVoIPサービスプロバイダに接続したりPBX同士を接続する機器を購入する際、FXSとFXOの二つの用語はおそらく耳にするでしょう。
FXOゲートウェイ
アナログ電話回線をIP-PBXに接続するためには、FXOゲートウェイが必要です。 ゲートウェイのFXOポートとFXSポートを繋ぐことにより、アナログ電話回線がVoIP信号に変換されます。

FXSゲートウェイ
FXSゲートウェイは従来型のPBXを通して1本または複数の回線をVoIPシステムやプロバイダに接続する際に使用します。FXSゲートウェイを使用すると、通常は電話会社に接続されるFXOポートを通してインターネットやVoIPシステムに接続することが可能になります。

FXSアダプタ(ATAアダプタ)
FXSアダプタはアナログ電話機やFAXをVoIPシステム又はVoIPプロバイダに接続する際に使用します。電話機又はFAXのFXOポートとアダプタを繋いで使用します。

接続の仕方
FXS / FXOの仕組み ― 技術背景
FXS / FXOポートが機能する仕組みと、その際のシーケンスを次に示します。
電話を発信する際:
- まず受話器(FXOデバイス)を取ります。受話器が上がったことをFXSポートが検知します。
- 発信先の電話番号をダイアルします。ダイアルした番号がFXSポートにDTMF(Dual Tone Multi-Frequency)信号として転送されます。
電話が着信した場合:
- FXS ポートが着信を受け、接続先のFXOデバイスに呼出信号電圧を送信します。
- 電話の呼び出し音が鳴ります。
- 受話器を取り、電話に出ます。
通話を終える。(通常、FXSポートに接続された何れかのFXOデバイスが回線を断つことにより通話が終了します。)
注記:アナログ電話回線は約50ボルトのDC電圧をFXSポートに流します。接続された電話線に触れると軽い「ショック」を体感するのはそのためです。また、停電時に通話が可能なのもそのためです。
その他のIP PBX、SIP、VOIPに関するよくあるご質問 
- SIPフォンとは何ですか?
- IPフォン / IP電話とは何か?
- Microsoft Response Point vs 3CX Windows用電話システム
- ユニファイド・コミュニケーションとは
- PBX電話システムとは
- ボイスオーバーIPとは
- VOIP電話とは
- T38とは何ですか?
- どのようなSIPベースのIP PBXがありますか?
- FOIP – Fax over IPとは何ですか?
- DID – Direct Inward Dialingとは何ですか?
- STUNサーバとは何ですか?
- SIPサーバとは何ですか?
- VOIPの良い情報源は?
- SIP-URIとは何ですか?
- 2台の電話間のSIP通話セッションの例
- SIP – セッション開始プロトコルとは何ですか?
- 既知のSIP応答の完全なリストがありますか?
- SIPメソッド/リクエスト、応答とは何ですか?
- SDP – セッション記述プロトコルとは何ですか?
- RTP – リアルタイム トランスポート プロトコルとは何ですか?
- RTCP – リアルタイム コントロール プロトコルとは何ですか?
- H323とは何ですか?
- VOIP環境で、FAXはどのように機能するのでしょう?
- ENUMとはどういう意味ですか?
- エコーキャンセレーションとは何ですか?
- コーデックにはどのような種類がありますか?
- IP PBXの利点は?
- VoIPに関する用語の定義
- VoIPの定義
- IP-PBX / VoIP電話システムの仕組み
- VoIPゲートウェイとは何か?
- SIPフォン / VoIPフォンの種類
- VOIP FAQ & ご案内
- SIP FAQ & ご案内
IP PBX、SIP、VOIPについてのよくあるご質問(英文)
H323とは何ですか?
H323とはITU-Tによる規格で、コンピュータネットワーク上の音声および映像通信に関するプロトコル群です。
H323は比較的古いプロトコルで、最近ではSIP – セッション イニシエーション プロトコルによって置き換えられつつあります。SIPの利点としては、簡易さとHTTP / SMTPプロトコルに類似することが挙げられます。
この結果、今日利用されているVOIP機器のほとんどがSIPに準拠していますが、旧式のVOIP機器にはH323が使われています。
リンク:
ITU-Tウェブサイト
SIPとは何ですか?
IP-PBX / VoIP電話システムの利点
プロプライエタリな電話システムと比べてインストールや設定が簡単
コンピュータ上で走らせるソフトウェアプログラムは、コンピュータの高度な処理能力を活かし、Windowsの機能やユーザインターフェースを活用することが出来ます。コンピュータとWindowsの知識さえあれば、PBXのインストールや設定は問題なく行えます。一方、プロプライエタリな電話システムでは、その特定のプロプライエタリ・システムについて訓練を受けたサービスマンにインストールして貰う必要がある場合がほとんどです。
ウェブベースのインターフェースを通して設定出来るため、管理が簡単
VoIPシステムではウェブベースのインターフェースを用いて設定を行うため、電話システムの維持管理や微調整が簡単に出来ます。プロプライエタリな電話システムが持つインターフェースは、電話システムのインストールを行う専門家でなければ扱えないような複雑なデザインになっているため、一般の方には操作が困難な場合が多いでしょう。
通話料金の削減
VoIPサービスプロバイダを使えば、市外電話や国際電話の通話料が大幅に削減できます。オフィス間や支社間でも電話システムを簡単に接続でき、無料で通話が出来ます。
コンピュータネットワークを使うため、別個の配線は不要
VoIPシステムを使えば、隣接するコンピュータとポートを共有してハードフォンを直接コンピュータネットワークへ繋ぐことが出来ます。ソフトフォンはコンピュータに直接インストール出来ます。つまり、電話システムのために新たに配線網を設置し、管理する必要がないので、より自由にユーザや内線を追加することが出来ます。また、コンピュータネットワークを構築するだけで電話も使用できるため、新しいオフィスへ移転する際には大幅な費用削減になります。
ベンダーの制約がない
標準機をご使用下さい。VoIP電話システムはオープンスタンダードです ― 現行のVoIPシステムは全てSIPベースです。そのため、どのSIP VoIPフォン や VoIPゲートウェイでもほぼ間違いなくご使用になれます。一方、プロプライエタリな電話システムでは、高度な機能を使うためにはそのベンダー独自の電話機が必要になり、機能追加する際もそのベンダーが提供する拡張モジュールが必要で。
柔軟な拡張性
プロプライエタリなシステムは 拡張性に乏しく、電話線や内線を増設する際はコストの掛かるハードウェアのアップグレードが必要となり、場合によっては新規にシステムを構築し直す必要が生じます。VoIP電話システムではそのような必要はありません。標準的なコンピュータで多数の電話回線や内線を扱うことが出来ます。拡張するには、電話機をネットワークに追加するだけで良いのです。
より充実したカスタマーサービスと生産性の向上
通話はコンピュータを通して行われるため、ビジネスアプリケーションとの統合がより簡単に行えます。例えば、外部からの着信を受けると自動的にその顧客に関する情報を呼び出すことにより、カスタマーサービスを大幅に改善し、更に一人一人の顧客に充てる時間を減らすことによりコストも削減出来ます。発信もOutlookから直接行うことができるので、電話番号を打ち込む手間も省けます。
ソフトウェアベースの電話は使い方も簡単
プロプライエタリな電話で電話会議のような高度な機能を使いこなすのは困難な場合がほとんどです。しかし、 ソフトウェアベースのSIPフォンは違います。全ての機能がユーザフレンドリーなWindowsのGUIを通して使用出来るので使い方も簡単です。
より多くの機能を標準装備
VoIP電話システムはソフトウェアベースなので、開発者が容易に機能を開発、追加、改良出来ます。そのため、ほとんどのVoIP電話システムにはオートアテンダント機能やボイスメール、コールキューイングなどの豊富な機能が標準装備されています。プロプライエタリなシステムでこれらの機能をオプションとして追加するには大変高額な費用を支払わねばなりません。
充実したレポート機能を使用したより良い管理体制
VoIPの着信・発信履歴をサーバのデータベースに保存するよう設定することにより、電話料金やコールトラフィックに関する報告を強化できます。
システムの状態や通話状況をより正確に把握できます
プロプライエタリなシステムでは、電話システム上で何が行われているのかを把握するには高価な「システム電話」が必要な場合が多いのです。そうして得られる情報も曖昧なものでしかありません。VoIPシステムを使えば、特定のユーザにのみブラウザを通して図式的に電話システムの状態を監視する権限を与えることが可能になります。
オフィス内の何処ででも電話機をホットプラグ出来ます
電話機を持って移動し、最寄りのイーサネットポートに接続すれば、オフィス内のどこからでも同じ番号で通話出来ます。
ローミングサービスが簡単に利用できます
SIPプロトコルの特長を利用し、世界中の何処からでも通話出来ます。
IP-PBXシステム、 VoIP / SIPフォン 、 VoIPゲートウェイもご参照ください。
IP PBXの利点は?
- 非公開規格の電話システムに比べ、導入・設定が容易である
- ウェブベースの設定インタフェースにより、管理しやすい
- 専用の電話配線が不要
- オフィス内のどこでもホットプラグ可能 ― 最寄りのイーサネットポートに電話機を繋げるだけで、従来の番号を使うことができる
- ローミングが簡単 ― SIPプロトコルの特徴により、世界中どこでも受信可能
- インターネットを活用することで、大幅な経費削減を実現
- SIPにより、高価な非公開規格の電話が不要となる
- 拡張性
- 優れたレポーティング
- 優れたシステムと通話状況の概略
- IP PBXのさらなる利点
どのようなSIPベースのIP PBXがありますか?
Asterisk – LinuxベースのIP PBX
SIPX – LinuxベースのIP PBX
3CX Phone System – WindowsベースのIP PBX
広範囲なIP PBXソフトウェアの一覧は、こちらのソフトウェアディレクトリをご参照ください:WindowsNetworking.
IP-PBX / VoIP電話システムの仕組み
VoIP電話システム / IP-PBXシステムは、1台以上のSIPフォン / VoIPフォンと IP-PBXサーバで構成され、VoIPゲートウェイがオプションで追加されます。IP-PBXサーバはプロキシサーバと同様の働きをします。SIPクライアント(ソフトフォン又はハードフォン)をIP- PBXサーバに登録し、電話を掛ける際にはIP-PBXが接続を確立します。IP-PBXは全ての電話機、ユーザ、そしてそれぞれのSIPアドレスを保管したディレクトリを持っているので、VoIPゲートウェイ 又はVoIPサービスプロバイダを通して社内電話を繋いだり、外部電話のルーティングを行うことができます。
IP-PBXがネットワークを統合し、PSTN又はインターネットを使って電話を接続する仕組み

IPフォン / IP電話とは何か?
IP電話システムをビジネスに導入するには、IPフォンと呼ばれる特殊な電話を使用する必要があります。
IPフォンは、VoIPフォンやSIPフォン、ソフトフォンなどと呼ばれる場合もあります。これらは全て同じものを指しており、インターネットを介して音声を伝達するVoIP(ボイスオーバーインターネットプロトコル)技術に基づいています。
IP電話にはいくつかの種類があります。詳しくは様々な種類のIPフォンをご覧ください。
3CX Window用電話システムは、ほとんどの一般的なIPフォンに対応しています。3CX IP PBXで利用可能なIPフォンの一覧とそれぞれの設定方法はこちらでご覧頂けます。
その他のIP PBX、SIP、VOIPに関するよくあるご質問 
Microsoft Response Point vs 3CX Windows用電話システム
Microsoft Response Pointと3CX Windows用電話システムは、いずれも従来のPBXに取って代わるIP PBXで、ビジネスコミュニケーションを改善し、コスト削減に役立ちます。
ただし、両者が提供するメリットにはいくつかの違いがあります。Microsoft Response Pointと3CX Windows用電話システムの主な違いを以下に挙げます:
- Microsoft Response Pointは特定のハードウェアでしか使用することができません。一方、3CX Windows用電話システムはほとんどの一般的なVoIPゲートウェイとSIPフォンに対応しているため、ビジネスニーズや予算などに合わせてハードウェアをお選び頂けます。
- Microsoft Response Pointは、コアとなる小数の機能に重点を置いています。3CX Windows用電話システムでは、エンタープライズレベルの機能を非常に低価格でご利用頂けます。
- Microsoft Response Pointは、利用可能なユーザー数が50人までに限られています。一方、3CX Windows用電話システムの無償版及び3つの有料版は、いずれも無制限に内線を増やすことができます。
3CX Windows用電話システムの製品ツアーをご覧頂き、IP PBXのメリットについて詳しくご覧ください。
PBX電話システムとは
PBX(Private Branch Exchange;構内交換機)とは、会社内で使用される社内電話ネットワークです。PBX電話システムの利用者は、外部と通話する際いくつかの外部回線を共用します。
PBXは社内の内線電話の相互接続だけでなく、PSTN (public switched telephone network;公衆電話交換ネットワーク) とも接続します。PBX電話システム開発で最近増えているのが、インターネットプロトコルを用いて通話伝達を行うVOIP PBX(又は IP PBX)です。
現在、4種類のPBX電話システムがあります:
- PBX
- ホスト型/仮想PBX
- IP PBX
- ホスト型/仮想IP PBX
IP PBXはソフトウェアベースのPBX電話システムソリューションで、従来のPBXでは実現するのが難しくコストも掛かる作業やサービスをより円滑に行えるようにします。
Windows用3CX電話システムはIP PBX電話システムです。
RTCP – リアルタイム コントロール プロトコルとは何ですか?
RTCPとはReal Time Control Protocolの略語で、RFC 3550により定義されています。RTCPはRTPとセットで使われます。RTPは実際のデータの配信を担当し、RTCPは通話参加者に管理パケットを送ります。主な役割は、RTPのサービス品質についてフィードバックを提供することです。
リンク:
RFC 3550
RTPとは何ですか?
SDP – セッション記述プロトコルとは何ですか?
SDPとはSession Description Protocolの略語で、ストリーミングメディアの初期値を記述するための規格です。IETFにより、RFC 4566で提唱されました。ストリーミングメディアとは、配信と同時に視聴するコンテンツのことを指します。
リンク:
RFC 4566
SIPとは何ですか?
SIP – セッション開始プロトコルとは何ですか?
SIPとはSession Initiation Protocolの略語で、VOIP通話を確立、変更、終了するためのIP信号プロトコルです。IETFによりRFC 3261で提唱されました。
SIPは通話を確立するために必要な情報伝達を記述します。詳細はSDPプロトコルにあります。
SIPはVOIPの世界を一変させました。HTTPに類似し、テキストベースで、非常にオープンで順応性が高いため、H323に取って代わる新規格となりました。
2台の電話間のSIP通話セッションの例

2台の電話間でのSIP通話セッションは、次のようにして確立されます:
- 発信側が招待を送信します
- 着信側が情報応答「100-試行中」を返します
- 着信側の呼び出し音が鳴り始めたら、「180-呼び出し中」を返します
- 着信側が電話に出たら、「200-OK」を返します
- 発信側が「ACK-受信確認」を返します
- 実際の会話がRTPを介して送信されます
- 通話を終了すると、BYEリクエストが発信側に送られます。
- 発信側が「200-OK」を返します
これだけです!SIPプロトコルはわかりやすく、論理的です。
SIPメソッド/リクエスト、応答とは何ですか?
SIPメソッド/リクエスト、および応答は、通話セッションを確立する際に使われます。

SIPリクエスト:
基本的なリクエスト/メソッドには6種類あります:
INVITE = セッションを確立します
ACK = INVITEリクエストの受信確認をします
BYE = セッションを終了します
CANCEL = セッションを取り消します
REGISTER = ユーザーの位置を通知します(ホスト名、IP)
OPTIONS = 受信側と発信側のSIPフォン能力に関する情報を通知します
SIP応答:
SIPリクエストは6種類のSIP応答によって応じられます:
1xx = 情報応答(例:180 – 呼び出し中)
2xx = 成功応答
3xx = リダイレクト応答
4xx = リクエスト エラー
5xx = サーバー エラー
6xx = グローバル エラー
HTTPとの類似点に注目してください – SIPの特徴は、その明快さと簡潔さです。
SIPフォンとは何ですか?
SIPフォンとは、VoIPフォンやソフトフォンと同じで、VoIP(ボイスオーバーインターネットプロトコル)技術を利用して通話を行う電話です。
SIPフォンには2つの種類があります。1つは、見た目は一般の固定電話に似ていますが、従来のPSTNの代わりにインターネットを利用して通話の送受信を行うハードウェアベースのSIPフォンです。
もう1つはソフトウェアベースのSIPフォンで、こちらはマイク付ヘッドセットと必要に応じてサウンドカードを用いてパソコンを電話として利用できるようにします。ブロードバンド接続とVoIPプロバイダー又はSIPサーバへの接続も必要となります。
3CX Windows用電話システム は、ほとんどの一般的なハードウェアSIPフォンに対応しています。また、3CX電話システムのVoIPクライアントとして機能するソフトウェアベースのSIPフォンが無料で提供されます。
3CXのSIP / VoIP フォンについて詳しくご覧ください。
様々な種類のVoIP / SIPフォンについて詳しくご覧ください
その他のIP PBX、SIP、VOIPに関するよくあるご質問 
既知のSIP応答の完全なリストがありますか?
1xx = 情報応答
- 100 試行中
- 180 呼び出し中
- 181 転送中
- 182 順番待ち
- 183 セッション進行中
2xx = 成功応答
- 200 OK
- 202 受諾:照会に使用
3xx = リダイレクト応答
- 300 複数の転送先
- 301 永久的に移動
- 302 一時的に移動
- 305 プロキシ使用
- 380 ほかのサービス
4xx = リクエスト エラー
- 400 不正なリクエスト
- 401 認証が必要:レジストラのみ利用可。プロキシは「プロキシ認証 407」が必要
- 402 支払いが必要(将来使われる可能性あり)
- 403 禁止
- 404 見つかりません:ユーザが見つかりません
- 405 メソッド利用不可
- 406 容認不可
- 407 プロキシ認証が必要
- 408 リクエスト タイムアウト:時間内にユーザが見つかりませんでした
- 410 不在:ユーザは過去に存在しましたが、もうここにはいません
- 413 リクエスト本体が大きすぎます
- 414 リクエストURIが大きすぎます
- 415 非対応メディア
- 416 非対応URIスキーム
- 420 不正な拡張:SIPプロトコル拡張がサーバに認識されません
- 421 拡張が必要
- 423 間隔が短すぎます
- 480 一時的に利用不可
- 481 通話 / トランザクションが存在しません
- 482 ループ検出
- 483 最大ホップ数超過
- 484 不完全なアドレス
- 485 あいまい
- 486 話し中
- 487 リクエストが中止
- 488 ここでは容認不可
- 491 リクエスト待機中
- 493 解読不可:S/MIME本文を解読できませんでした
5xx = サーバー エラー
- 500 サーバ内部エラー
- 501 非実装:SIPリクエスト メソッドが実装されていません
- 502 不正なゲートウェイ
- 503 サービス利用不可
- 504 サーバタイムアウト
- 505 バージョン非対応:サーバはこのSIPバージョンに対応していません
- 513 メッセージが大きすぎます
6xx = グローバル エラー
- 600 随所で話し中
- 603 拒否
- 604 どこにも存在しません
- 606 容認不可
SIPサーバとは何ですか?
SIPサーバとはIP PBXの主要部分で、ネットワーク上のすべてのSIP通話を設定します。SIPサーバはSIPプロキシやレジストラとも呼ばれます。
SIP-URIとは何ですか?
SIP URIとは、SIPを介して電話をかける際に使われる、SIP宛先指定スキーマです。言い換えれば、SIP URIはSIPユーザの電話番号です。SIP URIはメールアドレスに似ており、次のような形式を使います:
SIP URI = sip:x@y:ポート番号
x=ユーザ名、y=ホスト(ドメインまたはIP)
例:
sip:joe.bloggs@212.123.1.213
sip:support@phonesystem.3cx.com
sip:22444032@phonesystem.3cx.com
SIP URI標準はRFC 3261で定義されています。
リンク:
RFC 2396 – Uniform Resource Identifiers (URI): 一般シンタックス.
STUNサーバとは何ですか?
STUN (Simple Traversal of User Datagram Protocol [UDP] through Network Address Translators [NATs]) は、NATクライアント(つまりファイアウォール内のコンピュータ)と、ローカルネットワーク外のVOIPプロバイダとの通話を可能にします。
STUNサーバは、クライアントのパブリックアドレス、NATの種類、NATにより割り当てられたローカルポート番号などの情報を割り出します。この情報により、クライアントとVOIPプロバイダとの間でのUDP通信、そして通話が可能となります。STUNプロトコルはRFC 3489で定義されています。
STUNサーバはUDPポート番号3478を使いますが、ほかのIPやポート番号も試みるよう、クライアントに促します(STUNサーバはふたつのIPアドレスを持ちます)。RFCによれば、このポート番号とIPは任意です。
T38とは何ですか?

T38はコンピュータ データ ネットワーク上でのFAXの送信方法を記述したプロトコルです。音声とFAXでは送信方法が異なるため、FAXにはT38が使われます。詳細については、VOIP環境でFAXはどのように機能するのでしょう? をご参照ください。
T38はRFC 3362に定義されており、FAXデータの通信方法を記述します。上記の図では、ゲートウェイと、その内側のファクシミリの両方がT38に対応している必要があります。アナログ回線上のG3ファクシミリでは、この処理が無視されます。したがって、アナログファクシミリはT38に対応する必要はありません。
ユニファイド・コミュニケーションとは
ユニファイド・コミュニケーションとは、あらゆるコミュニケーション手段、通信機器、メディアが統合され、場所にとらわれることなく誰とでもリアルタイムでコミュニケーションを図ることが出来るプロセスを意味します。
ユニファイド・コミュニケーションの目的は、様々なプロセスを簡略化することで業務を最適化し、人間同士のコミュニケーションを促進することにあります。
Windows用3CX電話システムは、音声網とデータ網を一本化することでユニファイド・コミュニケーションを実現する画期的なIP PBXで、使いやすさを確保しながら簡単かつリアルタイムな情報伝達を可能にします。
ボイスオーバーIPとは
ボイスオーバーIP(インターネットプロトコル)とは、インターネットを介して音声トラフィックを伝達する技術を指し、VOIPの名で一般に知られています。インターネットプロトコル(IP)は本来データ通信用に設計されたものですが、市場で確固たる地位を確立した後、音声通信にも応用されるようになりました。
ボイスオーバーIP (VOIP) は、従来のPSTNでは煩雑でコストも掛かる業務やサービスをより円滑に行えるようにします:
- 1本のブロードバンド回線で複数の通話を一度に伝達できるため、ボイスオーバーIPでは業務用電話回線の増設が簡単。
- 通常は通信会社に追加料金を支払って利用している通話転送、発信者番号通知、自動リダイヤルなどのサービスも、ボイスオーバーIPの技術で簡単に実現可能。
- ボイスオーバーIPはテレビ電話やメッセージの送受信などのインターネットサービスと統合可能なため、ユニファイド・コミュニケーションが確保される。
ボイスオーバーIPには上記を含むさまざまなメリットがあるため、VOIP電話システムは企業の間に急速に普及しています。
VoIPの定義
VoIP(Voice over IP、IPテレフォニー、インターネット・テレフォニーとも呼ばれる)とは、インターネットやコンピュータ通信網を通した音声データのルーティングを可能にした技術です。VoIPを利用して通話を行うためには、SIPに準拠したソフトフォン、又はVoIPフォンが必要です。誰とでも、何処へでも通話可能です。VoIPサービス用電話番号と通常の電話番号のどちらにも発信可能です。
VoIPフォン / SIPフォンの種類、VoIPゲートウェイとその使用方法に関するページもご覧ください。
VoIPゲートウェイとは何か?
VoIPゲートウェイとは、テレフォニートラフィックをIP変換し、データネットワーク上で転送することを可能にする機器です。使用方法は2種類あります。
1. PSTNや電話の着信回線をVoIP / SIPに変換:
これにより、VoIPゲートウェイは通常の電話網を介して通話を行うことを可能にします。多くの企業にとっては、音質の良さや普及率の観点から従来の電話回線の方が好ましいと言えるでしょう。
2. 従来型のPBX / 電話システムをIPネットワークに接続:
これにより、VoIPゲートウェイはVoIPを利用して通話を行うことを可能にします。VoIPサービスプロバイダーを通して電話の発信を行ったり、多数のオフィスを持つ会社では、インターネットを介したコールルーティングを行うことにより、オフィス間の通話コストの削減が可能になります。VoIPゲートウェイには、外付けユニット型のものとPCIカード型のものがありますが、外付けユニット型の方がより一般的です。VoIPゲートウェイには、IPネットワーク用のコネクタと、電話線を接続するためのポートが1つまたは複数備わっています。

Mediatrix製のアナログVoIPゲートウェイ
VoIPゲートウェイの種類
1. アナログユニット:アナログユニットは通常のアナログ式電話機を接続する際に使用します。アナログユニットには、接続回線数が2本のものから24本のものまであります。
2. デジタルユニット:デジタルユニットはデジタル回線を接続する際に使用し、BRI ISDN回線(ヨーロッパ)、PRI / E1回線(ヨーロッパ)、又はT1回線(USA)を1本またはそれ以上接続することが可能です。
VoIPゲートウェイ製造会社
近年VoIPゲートウェイの普及率が高くなり、需要の増加に伴い価格も大幅に低下してきています。アナログVoIPゲートウェイなど、安いものだと200ドル程度で入手出来ます。以下にVoIPゲートウェイの製造を行っている会社をいくつか紹介します。
- Patton Electronics: http://www.patton.com
- Audiocodes: http://www.audiocodes.com
- Vegastream: http://www.vegastream.com
- Mediatrix: http://www.patton.com
これらの製品は、VoIP製品の販売を行うオンラインショップで購入出来ます。
IP PBXシステム、VoIPフォン/SIPフォンの種類、 VoIPゲートウェイ とその使用方法に関するページもご覧ください。
VOIPの良い情報源は?
Wikipediaに多くのすばらしい記事があります。第一歩としては、次のVOIPの説明記事をお読みください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/VoIP
VOIPの関連記事へのリンクも多く記載されています。
VOIP電話とは
SIP電話やソフトフォンなどの呼び名でも知られているVOIP電話は、ボイスオーバーIP(VOIP)の技術を用いて他のソフトフォンや携帯電話、固定電話との通話を可能にします。音声は従来のPSTNシステムではなく、インターネットを介して伝達されます。
VOIP電話には、ソフトウェアベースのソフトフォンと、見た目は一般の固定電話とほとんど変わらないハードウェアタイプの2種類があります。
VOIP電話の一般的な機能には、発信者番号通知機能、コールパーク、転送、保留などが含まれます。
3CXは、電話料金を簡単に大幅削減できる完全無料のVOIP電話を開発しました。高速インターネット接続(ADSLやケーブルなど)、VOIPプロバイダーまたはSIPサーバへの接続、マイク付ヘッドセット(必要に応じてサウンドカード)があればご利用頂けます。
詳しくは3CX VOIP電話およびVOIP電話の種類をご覧ください。
VoIPに関する用語の定義
- VoIP (Voice over Internet Protocol:IPテレフォニー、インターネット・テレフォニー、又はデジタルフォンとも呼ばれる)とは、インターネットやその他のIPベースのネットワークを通して音声信号のルーティングを行う技術である。
- SIP (Session Initiation Protocol)とは、インターネット技術の標準化団体IETFのMMUSICワーキンググループが開発したプロトコルで、複数のユーザ間で画像、音声、インスタントメッセージ、オンラインゲーム、バーチャルリアリティなどを用いたセッションの開始/変更/終了を制御するプロトコルとして標準化が進められている。
- PSTN (公衆交換電話網)とは、インターネットが世界中のIPベースのパケット交換式ネットワークの集合体であるのと同様に、回線交換方式を用いた世界中の加入電話回線ネットワークの集合体である。
- ISDN (サービス総合デジタル網)とは、通常の銅線を用いて音声やデータを、アナログ信号ではなく、デジタル信号で送受信することを可能にした回線交換式電話網である。アナログ信号を用いた通信システムと比較して、音質が良く、伝達速度が速い。
- PBX (構内交換機)とは、電話会社やキャリアではなく、企業が所有する電話交換機である。
- IVR (音声自動応答装置)とは、発信者が音声メニューの選択や、コンピュータと連動した操作を行うことを可能 にするコンピュータシステムである。
- DID (Direct Inward Dialing:ダイアルイン、ヨーロッパではDDIと呼ばれる)とは、PBXシステムと併用される機能で、これにより電話会社が顧客のPBXに接続された電話機にそれぞれ内線番号を割り当てる。
- RFC (Request for Comments)とは、インターネットに関する技術の仕様を保存・公開するための文書 で、通し番号をつけて一般公開されている。インターネットやUnix使用者の間で用いられる市販のソフトウェアやフリーウェアの多くは、これに定められた仕様に基づいている。
