VoIP電話システム / IP-PBXの利点

1. プロプライエタリな電話システムと比べてインストールや設定が簡単

コンピュータ上で走らせるソフトウェアプログラムは、コンピュータの高度な処理能力を活かし、Windowsの機能やユーザインターフェースを活用することが出来ます。コンピュータとWindowsの知識さえあれば、PBXのインストールや設定は問題なく行えます。一方、プロプライエタリな電話システムでは、その特定のプロプライエタリ・システムについて訓練を受けたサービスマンにインストールして貰う必要がある場合がほとんどです。

2. ウェブベースのインターフェースを通して設定出来るため、管理が簡単

VoIPシステムではウェブベースのインターフェースを用いて設定を行うため、電話システムの維持管理や微調整が簡単に出来ます。プロプライエタリな電話システムが持つインターフェースは、電話システムのインストールを行う専門家でなければ扱えないような複雑なデザインになっているため、一般の方には操作が困難な場合が多いでしょう。

3. 通話料金の削減

VoIPサービスプロバイダを使えば、市外電話や国際電話の通話料が大幅に削減できます。オフィス間や支社間でも電話システムを簡単に接続でき、無料で通話が出来ます。

4. コンピュータネットワークを使うため、別個の配線は不要

VoIPシステムを使えば、隣接するコンピュータとポートを共有してハードフォンを直接コンピュータネットワークへ繋ぐことが出来ます。ソフトフォンはコンピュータに直接インストール出来ます。つまり、電話システムのために新たに配線網を設置し、管理する必要がないので、より自由にユーザや内線を追加することが出来ます。また、コンピュータネットワークを構築するだけで電話も使用できるため、新しいオフィスへ移転する際には大幅な費用削減になります。

5. ベンダーの制約がない

標準機をご使用下さい。VoIP電話システムはオープンスタンダードです ― 現行のVoIPシステムは全てSIPベースです。そのため、どのSIP VoIPフォン や VoIPゲートウェイでもほぼ間違いなくご使用になれます。一方、プロプライエタリな電話システムでは、高度な機能を使うためにはそのベンダー独自の電話機が必要になり、機能追加する際もそのベンダーが提供する拡張モジュールが必要で。

6. 柔軟な拡張性

プロプライエタリなシステムは 拡張性に乏しく、電話線や内線を増設する際はコストの掛かるハードウェアのアップグレードが必要となり、場合によっては新規にシステムを構築し直す必要が生じます。VoIP電話システムではそのような必要はありません。標準的なコンピュータで多数の電話回線や内線を扱うことが出来ます。拡張するには、電話機をネットワークに追加するだけで良いのです。

7. より充実したカスタマーサービスと生産性の向上

通話はコンピュータを通して行われるため、ビジネスアプリケーションとの統合がより簡単に行えます。例えば、外部からの着信を受けると自動的にその顧客に関する情報を呼び出すことにより、カスタマーサービスを大幅に改善し、更に一人一人の顧客に充てる時間を減らすことによりコストも削減出来ます。発信もOutlookから直接行うことができるので、電話番号を打ち込む手間も省けます。

8. ソフトウェアベースの電話は使い方も簡単

プロプライエタリな電話で電話会議のような高度な機能を使いこなすのは困難な場合がほとんどです。しかし、 ソフトウェアベースのSIPフォンは違います。全ての機能がユーザフレンドリーなWindowsのGUIを通して使用出来るので使い方も簡単です。

9. より多くの機能を標準装備

VoIP電話システムはソフトウェアベースなので、開発者が容易に機能を開発、追加、改良出来ます。そのため、ほとんどのVoIP電話システムにはオートアテンダント機能やボイスメール、コールキューイングなどの豊富な機能が標準装備されています。プロプライエタリなシステムでこれらの機能をオプションとして追加するには大変高額な費用を支払わねばなりません。

10. 充実したレポート機能を使用したより良い管理体制

VoIPの着信・発信履歴をサーバのデータベースに保存するよう設定することにより、電話料金やコールトラフィックに関する報告を強化できます。

11. システムの状態や通話状況をより正確に把握できます

プロプライエタリなシステムでは、電話システム上で何が行われているのかを把握するには高価な「システム電話」が必要な場合が多いのです。そうして得られる情報も曖昧なものでしかありません。VoIPシステムを使えば、特定のユーザにのみブラウザを通して図式的に電話システムの状態を監視する権限を与えることが可能になります。

12. オフィス内の何処ででも電話機をホットプラグ出来ます

電話機を持って移動し、最寄りのイーサネットポートに接続すれば、オフィス内のどこからでも同じ番号で通話出来ます。

13. ローミングサービスが簡単に利用できます

SIPプロトコルの特長を利用し、世界中の何処からでも通話出来ます。

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